1 事故の発生
事故の報告(警察への報告)
被害者は,必ず警察に事故の報告をしてください。
加害者が警察の介入を嫌がる場合があります。
「損害賠償は払いますから,警察に届けないでください。」等と言われて,被害者が加害者に同情してその通りにしたところ,後になって支払ってもらえなかったケースは非常に多いので,要らぬ情けは,無用です。
あなたは,初めて見た相手の人柄を見抜けますか。
これは,神様にのみ可能です。
こんな神様のようなことができるなら,詐欺事件や横領事件等起こりません。
また,相手の気持も日が経つにつれて「自分は悪くなかった。」とか「何で金払わなあかんねん。」と変ってしまうのです。
交通事故を警察に届けないと,事故証明書が取れず,保険会社に保険金を請求することも難しくなります。
届けでないことでの不利益は,被害者であるあなたにだけ生じます。
交通事故が起こった場合には,必ず,110番して,警察を呼んでください。
この時,事故の起こった道路上の交差点の名称などを言うと,警察が場所を特定しやすく,早く現場に来てくれることになります。
警察が来るまでの間,携帯電話で写真が撮れるなら,交通事故現場の写真をとっておきましょう。
もし,被害者側で携帯電話を持っていなかったら,交通事故の目撃者(事故の野次馬)に御願いして,写真を撮ってもらってください。
この時,あなたの名刺にメールアドレスを書いておいて,メールで送ってもらってください。
この方法は,後日,交通事故の目撃者を捜すときに便利です。
警察への届出をしないと,保険金請求手続に必要な交通事故証明書が発行されません。
また,警察の捜査も行われないことから,事故状況につき争いが生じたときの客観的な証拠もないことになります。
ですから,加害者が警察へ届け出ないように御願いされても,泣きを見るのは,被害者側です。
必ず,警察へ届け出ましょう。
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(大阪の弁護士から一言)
交通事故の被害者の方は,事故処理については,素人です。
全く知識のない方が殆どです。
1人で悩んでしまうと,間違った処理をする可能性があります。
決して,1人で悩むことなく,何時の段階でも,交通事故に詳しい大阪の弁護士に相談して下さい。
大阪の弁護士は,直接貴方の言葉を聞いて,事件の処理方針を見定めます。
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でも, 後日,この【大阪・交通事故NET】をご覧になって,気づかれたり,疑問に思うようなことがあれば,大阪の弁護士に遠慮なくご相談下さい。
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