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選び方

 交通事故の相談をしようとインターネットで検索すると、たくさん弁護士が出てきます。交通事故を任せる弁護士を選ぶ基準について説明します。

 交通事故で弁護士を選ぶに考慮するのは、能力、人柄、費用です。

弁護士の能力について

交通事故を取り扱っていること

 病院に外科や内科があるように、弁護士の世界にも専門があります。交通事故の取り扱いが多い人を選ぶべきです。

 しかし,依頼者の立場で取得しうる情報はホームページくらいしかありません。ホームページに記載していても実際はほとんど取り扱っていないこともあります。ホームページ内で交通事故に関する記載が多いかどうかが一つの目安です。

医療過誤事件が得意であること

 交通事故においては後遺障害の認定が不正確であると、被った障害に見合う補償がなされません。後遺障害認定が重要なポイントとなるケースがあります。

 にもかかわらず、後遺障害認定を理解している弁護士は多くありません。これは後遺障害認定は、医学的知識を前提とするためです。後遺障害認定を争いたい場合には、医療過誤訴訟が得意な弁護士に依頼することが有利となるケースがあります。

質問をしてみる

 良い弁護士を見分ける方法として、質問をしてみることがあります。腕の悪い弁護士がよく執る行動パターンとして、2つあります。

 一つは質問についての回答をはぐらかすことです。質問をはぐらかしてごまかす弁護士は、訴訟においても裁判官の質問に適切にこたえることができず良い判決を得ることができません。

 もう一つは依頼者の質問に対して怒って答えないことです。人間は都合が悪いことを質問されると怒って相手を威嚇してその場を逃れようとする傾向があります。依頼者が疑問を思っていることについては回答すべき責任があります。

 即答できなければ,調べて後日回答するべきです。弁護士も人間であり,コンピューターではありませんので,全て判例や法律を記憶しているわけではありません。わからないことは調べて理解する。それを裁判や示談で使いこなして,依頼者に有利な結果を導くということが,能力の高い弁護士のすることです。

 怒って逃げることは知識・経験等が少ないにもかかわらずそれを補う努力すらしないことの現れであり弁護士としての能力が低いことの証左です。

人柄

 弁護士の人柄に不審を抱いてしまうと納得して事件をまかせることはできません。人柄の判断のポイントは以下のとおりです。

依頼者の立場で物事を考えているか

 弁護士は依頼者の権利や利益を実現する職業です。「依頼者が交通事故でどんな痛みを背負っているのか。」、「生活にどれだけの不自由をきたしているのか。」、依頼者の利益を実現するためには、依頼者の立場で物事を考えられることが必要です。

 ただし、依頼者のわがままを聞いてくれるのがよいいうわけではありません。法的規制等の要因から依頼者の要求を実現できない場合もあります。実現可能なことは、交通事故により失われたものを金銭面で補償させることです。弁護士は心理カウンセラーではありませんので、加害者に対する被害感情をぶつけても依頼者にとって利益とならないことをご理解ください。また加害者に対する厳正な処罰は、検察官のみがなしうることです。被害者の方が加害者に対する憎しみや恨みをもつことは当然です。しかし、それを十分に聞いてくれないからといって弁護士の人格に疑問を抱くべきではありません。

依頼者の話を十分に聞いているか

弁護士が事件を解決する上で、依頼者からの情報は必要不可欠です。また信頼関係を構築する上で重要です。これを大事にしない弁護士は問題があります。

ただ弁護士にとって必要な情報とそうでない情報があり、加害者に対する恨みや不満等を何度もぶつけることはよくありません。

対応が迅速か

依頼者への対応が対応が迅速な弁護士は、依頼者に対してのみでなく裁判所の信頼が厚く、訴訟追行も優れていることが多いです。優秀な弁護士は仕事を溜めず、処理も迅速です。依頼者への応対が迅速かどうかを見極めましょう。

費用

 世の中には数多く法律事務所がありますが、交通事故を中心に取り扱っている事務所間では費用について大差はないようです。

弁護士費用については、事件のボリュームによって増減する可能性が大きく、一概にいくらという金額を出せるものではありません。費用が心配であれば複数の事務所に相談して見積りをとってみればよいと思います。

 交通事故事件においては、勝訴判決を得られれば,認容額の1割程度を弁護士費用として獲得できるので、被害者の方の負担は抑えられます。弁護士に頼むと費用がかかって大変だというわけではありません。

 裁判上の和解による解決の場合も,判決ほどではありませんが,弁護士費用や遅延損害金に相当する金額のうち,ある程度を調整金名目で上乗せしてくれることが多いです。

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