トップページ >  交通事故解決事例集 > 事例2

交通事故 タクシー会社との事故での解決事例

大阪市内で起きた交通事故
・過失割合について争いとなり,0:100となった事例

● 加害者提示額

 140万円(タクシー会社提示額)

● 解決額

 365万円(約2.6倍に増額)
※自賠責保険金190万円,相手方任意支払金17万円を除いた金額



・事故

 本件の交通事故は,タクシーとバイクが接触し,バイクが転倒したというものです。
 被害者がバイクを運転して大阪市内の幹線道路を走行中,タクシーが車線を変更しようとして,隣の車線を走行していた被害者のバイクに衝突しました。
 この事故により,被害者は,足や肩に負傷を負いました。
 そして,自賠責保険による後遺障害等級認定14級9号の認定を受けました。

・任意交渉の結果

 交通事故の相手がタクシーであり,損害賠償の示談交渉は難航しました。また,相手方のタクシー会社は被害者の収入について,1割程度低い金額を基準として,示談提示してきました。

 交通事故の損害賠償において,過失割合は非常に重要です。過失割合が10%変わるだけで,実際に受け取れる損害賠償額に大きな違いが出ます。
 本件においては,相手方のタクシー会社が,被害者の過失割合を高く主張してきたため,任意での示談交渉では十分な損害賠償を獲得することが出来ないと判断しました。

 そこで,タクシー会社との示談交渉を諦め,大阪地裁に訴訟提起しました。

・当事務所の弁護士の方針

 裁判においては,証明力のある証拠を提示して,被害者の実情を正確に裁判官に理解してもらうことが重要です。

 まず,被害者の収入については,仕事の内容や勤務状況,収入の状況が分かる証拠を提出し,裁判官が被害者の実収入を正確に理解できるように努めました。

 他方,事故の態様については,警察の作成した事故の報告書などの記録を提出し,被害者の説明を加えて,裁判官が事故態様を正確に理解できるように努めました。

・当事務所弁護士が訴訟した結果

 当事務所の弁護士が裁判を行いました。その結果,裁判所は,過失割合が,被害者(バイク):加害者(タクシー)=0:100の判断をしました。

 通常は,道路上で車両相互が衝突した場合には,0:100の判断がされることはあまりないと考えられています。しかしながら,どう考えても,過失がないケースは存在します。事故の態様を,正確に裁判官に理解してもらえれば,このような判断がされることも有ります。

 それから,実収入についても,当事務所の弁護士が主張したより実情に即した金額が認定されました。

 結果として,裁判をする前に比べて,200万円以上の損害賠償額の増加となりました。


<交通事故ワンポイントアドバイス>

1.タクシー会社など,相手方が任意での示談交渉が難しい場合には,弁護士に相談ください。

2.過失割合は,0:100となる場合もあります。


<特記事項>
事故の発生場所,裁判所等は,実際と異なる場合があります。

よくわかる交通事故
 相談室トップページ

スタッフの紹介

事故に遭った時に読む

損害賠償の交渉前に読む

弁護士へ依頼前に読む

よくあるQ&A

交通事故 大阪の損害賠償額の実例



交通事故解決例
交通事故解決例

交通事故のご相談は

06−6136−1022

 南森町佐野法律特許
 事務所

・大阪市北区天神橋
 南森町駅すぐ

平成22年12月10日
読売テレビの『ズームイン!!SUPER』に出演しました!!

Copyright © 2008- 佐野隆久 All Rights Reserved.